白林檎ベースステーション

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白林檎的日常

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2004.5.12

 天川という美しい名前を持つ村に、ごろごろ水というあまり美しからぬ名前の水を汲みに行ってきた。名前こそ腹を下しそうであるが、このごろごろ水、日本名水百選の上位に名を連ねるほどの名水で、毎日2リットルずつ飲み続けるとアラ不思議、アトピーが奇麗に収まるという霊験あらかたな水である。

 聞くところによるとこの水は酸化物の還元力に優れ、体内の活性酸素を除去する働きがあるのだという。アトピーの他、肝機能の回復から癌の治療まで万病に効能がある由。平日にも関わらずぼくたちの他にも大勢の客が汲みに来ていた。ポリタンクの他にペットボトルにも少し汲み、飲みながら帰ってきたのだが、飲み口は少し硬めで、コーヒーや紅茶の味が良くなるという謳い文句も信用して良さそうだ。

 二時間弱のドライブで到着する天川村は、緑豊かで、息抜きと休眼にはもってこいの場所である。ごろごろ茶屋という店の敷地内で水を自由に汲めるようになっていて、駐車料金を三百円取られるものの、基本的に何リットルでも無料で汲める。が、そこは節度を保ってほどほどにしておくのが礼儀というものだろう。自動車一台につきポリタンク五個までという制約も一応あるのだし、我が物顔に数百リットルも汲んで帰るのは、いかなる事情があったとしても流石に見苦しい。もっとも、かくいうぼくも今日はポリタンク六個に汲んだのであるが。制約を知らなかったとはいえ、恥ずべきことである。

 茶屋というくらいで、もちろんここではコーヒーくらい飲むことができる。あまりメニューが豊富とは言えないが、一仕事のあとの休憩に、せせらぎを見下ろしながらアイスコーヒーを飲むのはなかなか悪くない気分だ。他にも、村内にはこの名水を使っている喫茶店がそこここに見受けられるので、覗いてみるのもいいかもしれない。安い駐車料金だけで名水を汲ませてもらえるのだから、せめて地元の観光産業にいくらかのカネを落としていくのも、これまた礼儀というものであろう。まあ、こちらは別に強要しないけれども。