白林檎ベースステーション

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2003.12.18

 今朝セブンイレブンの雑誌コーナーにあったラーメンの特集雑誌をつれづれなるままにながめていると、そこになんと桂花の文字があった。京都駅ビル 10F に新しくオープンした 京都拉麺小路 というところへ来ているそうだ。関西初出店とのこと。いてもたってもいられなくなり、作業を適当に片付けて午後から京都まで出かけた。交通費が太肉麺の二倍以上かかるが、そんなことは大した問題ではない。渋谷まで行く方がよほど高い。

 駅ビルのエスカレーターを順に上がっていくと、途中で 今冬最大のネタ であるところの『ザ・ラストサムライ』の衣装展示をやっている。どんな映画かは未だに知らないが、衣装は随分と作り込まれていて、軍服や十二単が本物と見まがうほどの出来であるのはもちろん、鎧具足に至っては歴史資料と言われても信じられそうなほどだった。なかなか侮れない。それは良いのだが、軍服を愛して止まぬ相方が、この映画を見たいと言い出した。如何したものか。

 さて、10F 催事場を縫って奥に進むと、件の拉麺小路があった。薄暗く、ラーメン屋が立ち並んでいるのにはおよそ似付かわしくない装いである。何だか小洒落たカフェかバーのようだ。もっとも、そんなことはどうでもよろしい。桂花があればオールオーケーだ。雲南茶の味が懐かしい。久々に食した桂花のラーメンは実に旨かった。また来ようと思うが、できれば大阪にも出店してくれた方が足を運びやすくて良い。

 備え付けの要望書にそのことを書いて投函し、しばらく待っていたら、出がけに「東京の店と味が違う」と文句を言う客がいた。店員がしきりに頭を下げている。注文を付けるのは結構なことだが、彼は桂花という店を知らぬ。他の店なら知らず、桂花ほど店舗ごとに味の異なるラーメン屋はないのだ。東京にあっても渋谷と新宿の店では味が違うし、新宿には三店舗あるがそのいずれもスープの濃さは独自のものを持っている。その辺の事情をわきまえて贔屓の店舗を見つけたり、味の違いを楽しんだりするのが桂花ファンというものである。

 語り始めたらきりがないので、この辺で終わりにしておく。また Y と長々と桂花に入り浸りたいなぁ。

 ところで、パンフレットでもサイトでも、関西を代表する一杯 との説明書きの添えられた大阪上方ざんまい屋が 関西初出店 となっているのは、何かの冗談だろうか。