白林檎ベースステーション

白林檎ベースステーションは、林檎系個人サイトです。つまり、アップルコンピュータ社の Macintosh の中途半端マニアがうだうだしているだけのサイトです。得るモノ? 他人にそんなものを求める根性は間違っています。まあ、まったりと日記などをお楽しみください。

白林檎的日常

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2002.10.30

 なんとなく OpenOffice.org 日本ユーザー会 のキャンペーンバナーをトップページに貼ってみた。

 皆さん良かったら OpenOffice.org 1.0.1 を使ってみてください。無料で使えるオフィススイート、一般で言うところのオフィスソフトです。そう、ワードとかエクセルみたいなやつ。なんと Microsoft Office のプリインストール版では付いてこないプレゼンソフトまで入ってます。現在は Windows 版と Linux 版が実用段階に入ってます。Mac OS X 版はこの前 Public Beta がリリースされましたが、インストールするには XDarwin を入れる必要がある上に、日本語を使うのにエラく苦労するので、残念ですが Mac ユーザーの皆さんはもうちょっと待ちましょう。以上、ユーザー会会員からの宣伝でした。宣伝終わり。

 どうにも最近また生活が乱れて困るのである。それに妙な夢をよく見る。昨日は全身が血管だけでできた人間の集団に追いかけられたし、今日は遊園地のような場所で唐突にカンガルー相手のボクシングをさせられそうになった。一体どういうわけなのか、ぼくの無意識が何かを警告しようとしてこんなものを見せているのか、さっぱりわからない。今は躁だから、妙なことに手を出すと痛い目に合うぞというお告げなのかもしれない。

 大学中退以来久しぶりに六法を繙く。こうしてゆっくり眺めてみると、法律というのもなかなか面白いものだ。法学部音楽科在学だったぼくには新たな発見が非常に多い。そんなんでいいのか大学教育。


2002.11.5

 急に寒くなった。おっと悪い悪いもう 11 月だったね忘れてたよじゃあ寒くしようかエイっ! とばかりに、11 月に入って唐突に平均気温が 5 度くらい下がったような気がする。おかげでずっと寝込んでいた。といっても別に風邪をひいたわけではなく、単に寒いから布団にくるまってウダウダしていただけだ。

 随分前にもらった LC II がずっと眠っている。一時期 NetBSD (68k) を入れようと思い、メモリを最大にして HDD を 1GB のものに積み替えた。NetBSD のインストールも完了し(これが何時間もかかるのである)、いざ起動。ところが必ずブートに失敗する。どうも ADB デバイスの認識か何かでつまずいているような雰囲気で、ソースをハックできればいいのだろうがとてもそんな真似はできないし、結局ほったらかしにしていた。

 この LC II は VRAM も増設済みで、しかも KT 7.1 が揃っている。つまり Mac として使おうと思えば使えるのだが、別に Mac に不自由しているわけじゃないしなぁ、と、やっぱりほったらかし。しかし最近、もう一度いじってみようかという気になっている。Fax として使うためだ。Ethernet カードも載せているし、あとは外付けモデムを入手すれば、AppleTalk 対応 Fax に何とか仕立て上げられるんじゃないかと、色々考えているわけである。プリンタも一緒にもらったから(本当に一式丸ごとひきとったんである)、受信だって可能だ。

 また挫折しそうな気もしないではないけど。忙しいし。


2002.11.7

 ここ数日わが愛機の機嫌が悪い。

 自慢じゃないがぼくの Mac はほとんど固まらない。Mac OS 9 のチューニングならお手の物だから、起動も早ければ終了も早い。Mac OS X より安定している、なんてことはさすがにないだろうが、48 時間ぶっ通しで作業していて一度も落ちなかったこともある。

 が、どうも機嫌が悪いのである。Mac SSH をバックグラウンドにして Mozilla でページを移動し、mi に移ろうとするとハングする。強制終了をかけると「Mac SSH を終了します」と言う。例によって初期設定を捨てるなど色々するのだが、どうにも機嫌が直らない。PGP を入れたタイミングだったような気もするから、PGP のメニューバーアイテムを外してみようかなぁ。

 ところで週刊アスキーという雑誌がある。あまり Mac の記事を見かけないのでぼくにはあまり縁がなく、年に一回買うか買わないかといったところである。が、毎週必ず立ち読みだけはする。「松井の辞典」が面白いからだ。一応ページをパラパラとめくるものの、アスキーには悪いが他に興味をひかれる記事がほとんどないので、より正確に言うならば「松井の辞典」を立ち読みしているわけである。

 毎回フザケた筆致で核心に直球を投げ込むこの記事、人知れず笑いをこらえるのにいつも苦労する。1ページだけの企画だが、「主幹のことば」も前フリも、松井氏の写真すら可笑しく見えるから不思議だ。単行本が出ていたはずなので買おうかと思ったこともあるが、時事ネタが魅力のひとつということもあってまだ手を出していない。が、そのうち買うかもしれない。

 今回はここ数回の中でもなかなか傑作だった。タブレット PC、確かに字の汚い人間には無用の長物だよなぁ。特にぼくが書いたら認識精度どころの問題ではなく、文字として認識されるかどうかも甚だ疑問である。


2002.11.12

 仕事で難波へ行くことがあったので、ついでに周辺をぶらぶらして日本橋経由で帰ってきた。

 以前セブンイレブンでドライカレーに温泉卵をかけて食べる弁当が販売されていたが、あれはもともとせんばにある 自由軒 という店のカレーである。わざわざ言わなくてもご存知の方もいると思うが、つまりそれくらいメジャーな料理であるわけだ。「名物カレー」というそのカレーを頼むと、店のおばちゃんが大きな声で「いんであん、二丁〜」と厨房に注文を通す。アクセントは「で」である。二丁なのは相方とぼくとで二人分だからであるが、どうしてこの料理が「いんであん」なのかは謎である。が、美味であったのでどうでも良い。

 日本橋では、今最も旬な OS である Windows XP Tablet PC Edition を少しだけ体験。富士通のピュアタブレット型をいじってみたわけだが、まああれほど 使いにくい パソコンも他にないだろう、というのが正直な感想である。慣れればちょっとはマシになるのかもしれないけれど、マウスで操作するように考えられたインターフェースをそのままペンコンピュータ環境に持ってくるのはいくらなんでもおざなりすぎる。

 タブレットとしての反応は、ちょっと遅れが気になるけどまあ合格レベル。ワコムの Favo くらいの反応速度を思い浮かべていただければいい。ゲイツの馬鹿(Newton に筋違いな非難を浴びせたのだから馬鹿と言われても仕方がない)ご自慢の手書き入力文字認識の精度だが、「これはどうでしょうね」と入力しようと思って「これ」と書いたら、無事「Li」と認識された。技術力の高さがうかがい知れる。漢字文化圏の方が早く広まるでしょうという広報担当者のインタビューがどこかに載っていたが、いくらマイクロソフト信者の日本人といえどもこれを買うにはかなりの勇気が要るだろう。

 話は変わるが、最近 Yahoo! Japan が随分がんばっている。日本橋では 5 m 間隔で BB の応援販売員がいたし、何よりもディレクトリサービスのメンテナンス対応がやたらと早くなった。先週の水曜日に推薦したサイトがあるのだが、もう掲載通知がきた。さすがにサーチエンジンとしての本来の使命に気付いたのだろうか。

 ぼくはもう随分前から Google を愛用していて、Yahoo! は株価を見たりするくらいにしか使っていない。サーチエンジンとしての品質は業界最悪だと思っている。が、かつて隆盛を誇った、他にサーチエンジンはいらないとまで言わしめた時代の Yahoo! Japan を知っている身としては、やっぱり今でも Yahoo! Japan に掲載されると嬉しかったりする。サーファーの方、ありがとう。

 念のために言っておくが登録されたのは白林檎ベースステーションではない。こんな内容のないサイトが Yahoo! Japan に掲載されたりしたら、それこそ世も末である。これからも Yahoo! サーファーチームの方々には品質の良かった頃の時代を取り戻すべく頑張っていただきたいものである。


2002.11.14

 世に初心者向けパソコン書籍は数あれど、市場シェアの関係からか Mac 関連書籍は Windows 関連書籍と比べるとやはり多いとは言えない。ファン向けの本なら逆に Windows のものよりずっと多いのだが、実用的な本となるとエロゲーの数ほどの違いがある。内容はというと、見たことがないのでよくわからない。

 そのような状況の中、今日は珍しく iApps の解説本を発見。iApps というのは言うまでもなく iTunes をはじめとする iMovie、iDVD、iPhoto、iCal、iSync といった一連のお手軽便利系ソフト群である。これまで Mac OS 9 や Mac OS X そのものの使い方、あるいは Photoshop や Flash といったアプリの HowTo 本はよく見かけたが、iApps の本には初めてお目にかかった。こういう切り口こそ初心者ユーザー獲得には重要であると言えるだろう。

 それはいいのだが、その本屋ではこの本が携帯電話関連の棚に並べてあった。iApps というくらいだから携帯電話だろう、と考えたのに違いない。誰が並べたのか知らないが、そら i アプリやがなというツッコミを入れる同僚くらい近くにいなかったのだろうか。というか、本の内容くらい確認してから並べて欲しいもんであると思うが、どうか。

 世間の Mac に対する認識を垣間見たような気がした。