白林檎ベースステーション

白林檎ベースステーションは、林檎系個人サイトです。つまり、アップルコンピュータ社の Macintosh の中途半端マニアがうだうだしているだけのサイトです。得るモノ? 他人にそんなものを求める根性は間違っています。まあ、まったりと日記などをお楽しみください。

白林檎的日常

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2003.11.23

 午後から、とある行事のカメラ係をしてきた。シャッターを切るのは相方で、ぼくは専らアシスタントである。カメラが一本しかないので、場面ごとにレンズをあれこれと交換するのであるが、その交換をする係と「撮りますよ〜」と合図する係をしてきた。最後の方ではフィルムが足りなくなってコンビニへ走ったりもした。運動不足のために何メートルかで息が切れ、思わず歩くと膝が笑う。

 この二日間どうも背中が痛い。常に痛いわけではなくて、どういうわけか食事をすると痛くなる。また、何かを食べれば必ず痛くなるというわけでもなく、例えばオヤツであれば何も起きないといった具合である。何年か前に気胸をやったときもまず背中が痛くなったので、何となく気持ちが悪い。もっとも、しばらくすると治るから、気胸というわけではなさそうだ。

 相方がネットであれこれと調べてくれたが、肝炎だの胆石だの恐ろしげな病名ばかりが出てくる。これらの内臓疾患は背中の下の方が痛くなるとのことで、ぼくのは上の方だからとあまり悪くは考えないようにしているが、この背中痛が何であるのか判然としない。近々病院へでも行ってみようかしらん。ただの肩凝りのような気もするが。

 とりあえず例の漢方薬を服む。

2003.11.22

 一般的に、子供というのは駄菓子を買い食いするものらしい。母が買い食い反対派だったもので、ぼくは駄菓子というのをほとんど食べたことがない。麩菓子くらいなら友達の家でごちそうになったこともあるのだが、他にどういうものがあるのかもほとんど知らない。ので、今日ちょっとした事情で大量の駄菓子を見た時には、正真正銘驚いた。賞味したところでは別に普通の菓子なので、これが 10 円だの 20 円だので売られているというのも、なんとなし不思議な感じだった。

 午後から日本橋へ出ようと思っていたのだが、寒かったので駅に行くまでに気分がくじけてしまった。かわりにダイエーへ。ポット形浄水器ブリタの取替用ろ過ユニットが四本セットで破格の安さだったので、早速購入。何だか宣伝員みたいであるが、ブリタを通すのと通さないのとでは、水道水の味がまるで違う。当然ながら、米をはじめとして、水をたくさん使う料理の味も格段に違ってくる。難点はろ過するスピードが若干遅いことと、ろ過ユニットを二か月置きに交換しなければならないこと。このろ過ユニットというのが結構な値段がするので、こういう安売りはとてもありがたいのである。

 食品売り場で牛肉と、それから焼き肉チェーン店「牛角」のタレを購入。このタレはなかなか美味であった。牛肉をこのタレで付け焼きにして生卵で食べるというのが牛角の店頭では楽しめるそうだが、なるほど旨そうだ。焼き肉でなくても、牛肉とたまねぎをこのタレで炒めて御飯にのせ、生卵をかけて食べるなんてのもアリだな。

2003.11.21

 電磁的情報の定期的複製というのはやはりやっておくものである。危ないところだったが、助かった。詳細は秘密である。

 THE LOAD OF THE RINGS -THE TWO TOWERS- を見ている。映画に対して見ているという言い方はあまりしないが、実際「見ている」が正しいのだから仕方がない。英語音声英語字幕は思った以上に疲れるのだ。というか、一度日本語字幕付きで見ているとはいえ、いささかレベルが高すぎたのかもしれない。ゆっくり見れば良いのだが、次はもう少し低年齢層向けのものを狙おう。それくらいから始めるのが無難である。

 この手法は実をいうとぼくのオリジナルではない。大学にいたときに、ある英語の授業がこういう形式だったのである。別にその授業では年がら年中映画を見ていたという訳でもないが、そこらの英会話教材よりはよっぽど効果があった。聴いて、会話表現を知って、それから学生同士で会話練習などするのであるが、なるほどうまいことを考えつくものだな、と感心したものである。英会話教材のスピーカーより発音がはっきりしないことも多く、その点もおあつらえむきだ。

 もっとも、当面は辞書が手放せないような感じだ。第四世代強力林檎電算機にて鑑賞しているのであるが、画面出力装置のすぐ横に英英辞典が置いてあるという有様である。やれやれ。

2003.11.20

 LET IT BE... NAKED を聴いている。音質もよくなっているし、話題の「バンド感増量」もその通りだとは思うが、基本的には LET IT BE とそれほど変わらないというか、ビートルマニアの間でも評価の分かれるところだろうなあと思う。ぼくはそれぞれ別バージョンとして受け入れることにした。この辺は、こだわりあるリアルタイム派には理解できない点もしれない。

 それはそうと、これの国内版は CCCD で発売されているそうだ。ぼくはそんなことを露ほども知らずに輸入盤を買ったのだが、あれだ、THE BEATLES を CCCD なんぞで汚染した東芝 EMI は滅びるがいい。

 ところで安倍晴明という人はどうやら阿倍野の出身であるらしい。正確には、出身地について諸説あるものの、現在の阿倍野区阿倍野で生まれたというのが最も有力な説なのだそうだ。阿倍野出身だから安倍晴明なのか、安倍晴明を排出した地に阿倍野という地名をつけたのか、どちらなのか非常に気になるところである。

2003.11.19

 帝国データーリサーチとかいうところからメールが来て、貴殿はブラックリストに載ったから云々とある。この手のメールが届くのも久しぶりである。暇なら何らかの方法で盛大に祭り上げたいところであるが、生憎こちらは莫迦の相手をする時間など一秒たりとも持ち合わせていない。ま、メモ程度にここへ記した上で、「オンアボキャ」とか唱えておけば充分であろう。なお、ご存知だとは思うが、同様のメールを受け取っている方はくれぐれも支払いなどせぬよう注意すること。帝国データバンクとは確実に何の関係もない。

 さて、今日は『陰陽師』を見た。野村萬斎の演技にも感心させられたが、それ以上に真田広之のキレっぷりが最高である。キレっぷりという言い方は不適切じゃないかと言われる向きもあるかもしれないが、あれはキレっぷりという言葉でしか表現のしようがなさそうだ。もちろん誉め言葉として使っているのである。野村萬斎を向こうに回して一歩も引けをとらなかったその演技に、俳優・真田広之の役者魂を見せつけられたと心底感動しているのである。もっとも、彼の役の動機はイマイチ不明なのだが。他人の心を指して「嫉妬に満ち溢れている」とか何とか言っておいて、まさか阿倍晴明へのそねみが主因ということなどではなかろうな。

 まあ動機は置いておくにしても、なかなかエンターテイメントな映画であった。が、残念ながら白林檎的に難点もあった。夢枕貘の原作を読まずにコメントするのもどうかと思うが、もうちょっとストーリーをひねっても良かったんじゃなかろうか。中盤までにはおおよその結末を予想できてしまった。あと、特殊効果がくどすぎて、時々フィルムのテンポを破壊している。もう少しシンプルな方向に練り込んだら、より映画を盛り上げられたと思うだけに残念だ。こんなことを思っているのはぼくだけかもしれないけど。

『陰陽師』は DVD で発売される、というかもう発売中なのかもしれないが、とにかく DVD では二枚組になるそうである。本編ディスクと特典ディスクという定番の構成だが、とりあえずこの DVD セットに「特典映像“萬斎”」なるコピーを付けた御方には、是非とも強い をプレゼントしたい気分である。瓜か何かに入れて。